今年の日本青年館に出された看板 |
ついに、今年の集大成である、
高校オーケストラ部の全国大会である、
「全国高校選抜オーケストラフェスタ」
への出演のため、東京に遠征してきました。
そのときの様子などは、
またのちほど、
部員の感想文なども
交えながら、綴りたいと思います。
演奏としては、我々としてはベストを尽くした演奏ができたと
思います。いろいろな方面からお褒めの言葉もいただくことが
できましたし、「昨年度よりもいい演奏であった」との審査講評もいただきました。
思います。たいしたことでないかもしれませんが、顧問やクラブに
とっては、原点ともいえることで、現在の部員にもよく知っておいてほしいことです。(よく合奏中にも話をしますが・・・)
このクラブは創部9年ですが、
最初は授業で使用する楽器が
あるのみで、決まった部室や練習場所もない、
どこで練習するかもわからない、
練習も生徒がくるかどうかわからない、
入ると言ってもすぐ来なくなる・・・という
悪循環が続きました。
創部4年目ころ、管弦わかれて発表 |
また、唯一の発表の場であった11月の
文化祭が終わると、
だんだん来なくなる部員が増えていき、
結局は10人くらいしか
残らないというクラブ経営が続きました。
顧問の力不足もありますが、やはりクラブにとって1番大切なのは、
環境とやる気ですね。実際、練習する場所がないというのは致命的
でした。あとは、発表する場も大切です。なにか目標がないと人間は
進歩しませんものね。
(だから、今は管弦楽としては非常に多い依頼演奏行事をこなして
いるのもあるのです・・・)
2009 初の全国のメンバー |
でも、3年前、この大会に出場できることを目標に、
今までのクラブ活動のやり方を全面的に見直し、楽しい
だけでなく、「勝つ」ための練習をするようになりました。
きっかけは・・・
やはり、新入生が1度に10人以上入ったことと、
合奏場として音楽室の使用を許可されたことでしょう。
クラブには、やはり「人」と「城」が必要ですね。
本当に、いつもそう思います!
その時は、部員と一緒にただやみくもに練習し、必死に
鍛え、部員達も精一杯ついてきてくれた。
その結果、驚異的な伸びを見せてくれて、全国大会への
切符をいただくことができました。信じられない力でした。
本当に、このときの部員達には感謝しています。
(もちろん、それまでの時代に所属していてくれた部員達にも、
本当に感謝しています。
顧問の力不足で、本当にしたいことをさせて
あげられていなかったにもかかわらず、
活動してくれたこと、本当にありがたく思います。)
今でこそ、3年連続全国大会に行き、定期演奏会を行い、
仲間も60人以上いるクラブになりましたが、
この原点や先輩の苦労があったからこそ、
今があるということを絶対忘れてはならないと、
私自身いつもそう思いますし、部員には
毎回伝えています。
そんなことをいつも考え、演奏しています。
そして、こういったことを伝えることが、伝統であり、
顧問の務めなんだろうと思っています。
このことを胸に、今回の東京遠征のことを綴っていきたいと
思います・・・。
お楽しみに・・・。