2013年11月6日水曜日

全国国文祭やまなし 遠征記 2日目


続きまして、2日目の模様を・・・


11月3日(日) ジュニア・オーケストラの祭典 

本番の日



朝、6:00起床して、早い朝食のあと・・・

みんな順番で!



8:00にはバスに乗って本番の地である、
コラニー文化ホールへ。


舞台からみる客席2000席!



10:00~11:00の間、山女オケのGP時間です。



GPとは、ゲネプロといって本番どおりに大ホールに
セッティングして、動きや響き、音楽のバランスなどを
チェックすることです。



GP中の山女オケ





2000人収容の、残響1.8秒、木で被われた
素晴らしいホールで、リハとは思えない緊張感
でした。



熱い演奏を!













不思議なことがおこりました!


この1時間で、どの人もなにか生まれ変わったかの
ような響きが、山女オケから鳴り始めたのです。



雰囲気が人を作る!


この幸せな時間が、全員を本気にさせた!
なにかを気づかせたのかもしれません。



高級感いっぱいのプログラム















特に、それが見られたのは1時間を半分ほど過ぎて、
ショスタコの5番をやり始めたときでした。



打楽器のTさんが、有名な4楽章冒頭の
ティンパニの連打をやり始めたときです。


今まで練習してきて、何かが足りないと思っていた
ティンパニではなく、、、


私が本当に鳴らしてほしかった
魂の鼓動を表現する、意志のある
ティンパニの音に
この一瞬で変わったのです。



信じられない瞬間でした。
それにみんながなにかを感じたのでしょう。


この冒頭のティンパニに誘われるように、全員から
今まで表現できなかった、苦しさや動悸を表現する
サウンドが、うねりとなって出始めました。


金管の華やかさも今までとは違うものが。
晴れやかな響きが、ホールいっぱいに!

木管も柔らかいサウンドになり、表に
わきではじめました。

弦楽器の苦しげな響きも、共鳴して
なんともいえない和音になりました。



これこそが、オーケストラの醍醐味であり、
一人でやるのではなく、全員が心を1つに
演奏するクラブのいいところであると思います。



華やかな響きがホールいっぱいに!












変身!!


今までぬけれなかった壁を、この1時間で
いとも簡単に抜け出てしまった感じでした。



だから、こういう体験はお金を払ってでも
できない不思議で貴重な瞬間で、だからこそ
こういう機会を増やすことこそが、バンドを
強くするのだと信じるのです!



しんどい思いをしても、この瞬間があるから、
やっていけるのです。





その後、最後の調整を終えていざ本番!


13:40~14:10

仮面舞踏会よりワルツ・ギャロップ
ハリーポッター
交響曲第5番より第4楽章



リハーサル室で最終合奏!














プログラムの中身
数あるジュニアオケの名門の中で、
雑草ともいえるわれわれが、
こういったところで演奏させてもらえる
ことは、感謝以外ありません。


この機会を、本当に自分達のために
していくことが大切だと思います。

この変身が、いい例ですよね。





演奏は、今までになく緊張感のある、意思の
あるものになったように思います。


小さな傷や、不足な部分もまだまだありますが、
1つの階段は上れたような、そういう気持ちに
なりました。


本番の演奏風景












3曲終了後・・・。


暖かい拍手がずっと続き、
鳴り止みません。

1度、私は舞台から出ましたが、
それでも鳴り止みません。


もう1度、舞台に出て、コンミスたち
と握手。


全員で、「ありがとうございました!」と
お礼を言い、舞台から降りましたが、
最後まで拍手がとまることはありま
せんでした。



搬入口の前で全員で記念撮影!






















本当に感謝ですし、部員たちは新体制に
なり、3ヶ月という短い期間でよくここまで
もってきたなあと思います。



関係の先生方からも、賞賛の言葉を多数
いただきました。ありがとうございました。



演奏を終わって、外に出てみると保護者の方が
多数出迎えてくださいました。



開場前のお客様の長蛇の列!

「車で来ました」といわれる方も数名。

卒業生の親で東京に赴任されている方。

元顧問で、山梨に現在住まわれている
K先生。





みなさん、お忙しく3連休の混雑の中、
本当にありがとうございました。




本番の後は、各団体の演奏を鑑賞しました。


やはり、小さいときから楽器を始めて、オーディションを
して入団している人たちで構成されている団体ばかり。


週1回という練習でも、各自がレッスンや個人で練習
してきている方々で、ジュニアオケとはいえ、すばらしい
演奏でした。


指揮されている方も、指揮者コンクールの優勝者や、
音大出身者ばかり。


格がちがうといえば違うのですが・・・。


でも、うちのサウンドは、他の団体には出せない
熱く意志のある重厚なサウンドであると、ある意味
自信もつきました。



リハーサル室で弦チーム!












初心者だらけの素人集団ですが、
それがみるみるうちに成長して、
中2でもシンフォニーを弾ける
ようになる。


「自分達はできる!」「先輩には負けない!」
「あんな先輩になりたい!」
「自分達だけのサウンドを作りたい!」


体験の中で得る達成感は、きっと人生の中で
大きな礎になるはずです。




バスで甲府駅へ

17:00にコラニー文化ホールと
お別れ。

みんな、手を振って送ってくれました。








甲府駅から、「特急かいじ」に乗って新宿駅。


新宿駅から、山手線で大崎駅にいき宿泊地
である「ニューオータニイン東京」に到着!

本当に、今回は電車のりかえが多い!
疲れました。



特急にのって、東京へ!





3日目、最終日についてはまた後日!
お楽しみに・・・。
































廿日市市から山女オケがオンライン発信されます!

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