こんにちは。
山女オケの顧問です。
2日間にわたる演奏が終了しました。
26日(土)は、AMは文化祭の校内発表(30分)、
PMは県高校総合文化祭(10分)のダブルヘッダー。
27日(日)は、文化祭公開演奏(40分)。
新体制で、第一段階の山を迎えました。
26日(土)の校内発表は、舞台設営の時点
から、うわついた雰囲気。
入るときも、整然さなし。
案の定、演奏も不満足。
1人が間違えたら、それに
流されていく、背骨のない演奏・・・。
終了後、全員を集め、かなり怒りました。
「下手なのはいい。でも、自分達の意志のない、
背骨のない自信のない演奏を聞かせるほど、
悲しいことはない!」
「動きについても、幹部中心に人員の配置、
動きのデモンストレーション・計画が最悪。
迷い迷いでいろんな行動をしていい演奏など
できるわけがない。」
パートごとで、ミーティングをしなおし、反省・
意志をもう一度入れなおし、総合文化祭の
会場である「上野学園ホール」に出かけました。
上野学園ホールは、2001名収容のホール。
私もここで演奏するのははじめてでした。
しかし、来週行く全国国民文化祭の会場
である山梨県甲府市にあるコラニー
文化ホールも同じ2000名収容ホール。
その感覚を磨くためにも、この経験は大切です。
その演奏は、午前とは違い、完全ではありませんが、
いい和音や響きも時々見られるようになり、
塊となった演奏ができたように思います。
それ以外に大切なことを思い出させてくれたことが
あります。
それは、吹奏楽で15名や18名で演奏を発表する
学校を聴いたことです。
決してうまくはない。うまくはないけれど、1人1人が
必死に自分の楽器に息を入れ届けようとしている。
足りない楽器は持ち替えて、管楽器が打楽器をしたり、
譜面を書き換えたり・・・。
私達のオケも、このくらいの部員数のときは
ずっとこんな感じでした。
1人が何役もこなし、譜面を書き換えて、舞台上を
楽器の場所に移動しながら演奏したり・・・。
そして何より、自分が音を出さないと、後は誰も
いないんだという意識があふれていました。
今は、部員56人。まだまだ少ないですから、
書き換えなども行っていますが、ある程度の
楽器はそろっています。
よって、自分が音を出さないと、後は誰も
いないんだという意識が薄れてきていると
思っています。
でも・・・
この意識で行う演奏こそが、山女オケの
真骨頂であり、これこそが全国で山女の
名前を轟かせる演奏をするための唯一の
方法だというのは、創部当時から変わりません。
自分達の演奏においても、こういった演奏からも、
とても勉強になった1日でした。
27日(日)文化祭当日についてはPART2にて・・・。