2013年8月11日日曜日

3泊4日庄原合宿レポート PART2


3日間の合宿では、本当にたくさんの
出来事がありました。


全部は書ききることができませんが、
その中でも特に・・・というのを記して
おきたいと思います。


①最悪の事態を想定して行動すべし!

先輩から後輩へ

係やパートを中心に計画を立て、チェックを
したはずですが、やはり忘れ物が数点。

合宿だから代用はききますが、本番などでは
これがあせりとなり、大怪我のもとになって
しまいます。





また、予備弦などは必ず用意すること。実は、耐震工事の
影響で入れないところにあったというのがわかりました。

これこそ、計画性があれば防げたことですよね。
まあ、部員たちは猛反省していました。
2度とないでしょう。



②相手の立場や気持ちがわかる人物になろう!


食事係が、合掌!

私にとっては、これが1番の収穫で
あったと思います。

実は、食事の残飯があったのです。

これに対し、食事を作ってくださって
いた方から、直接このような話をして
いただきました。





「私たちは、この職場で地産のものを使い、朝早くから食事を
作っています。みなさんに元気に食べてもらいたいと。
食べれるものを、簡単な気持ちで捨ててしまう。こういった
考えは、私たちにとっては耐えられない気持ちになります。
ぜひ、こういった考えはやめてください。」



この世の中、出てきたものが嫌いとか、多いとかで、簡単に
残してしまうことが多い。


作ってくれている人の顔が見えないことが多い。


直接言わなくてもよかったでしょう。


でも、自ら前に出て、部員たちにわかってもらおうと、
お話しをしてくださった。

本当にありがたかったです。


コントラバス練習中

「他人に感謝を持って演奏しよう」とか
「心に届く演奏をしよう」と言っても、
実際に体験・実践しないとわからない
ものです。

私は、部員たちに言いました。







「食堂のおばさんにとって、食事の時間は演奏会なんだよ。
みんなが元気にすべてをたべてくれるか、喜んでくれるか、
笑顔なのか・・・。それを簡単に残すというのは、私たちが
演奏会をしているときに、途中で帰られてしまうことと同じ
なんだよ。それって、すごくいやなことだよね。それをして
しまっているんだ。どういう行動をすべきなのか?」



また、こうもいいました。



「残っていたのは、少しかもしれない。1人だけだったのかも
しれない。でも、1個でも1人でも、やってしまったことは全体
ということになってしまう。

団体行動・チームというのはそういうものなんだよ。
だから、他人をよく見て、助け合うところは助け合って、
チームとして考えて、行動しなければいけない。」



合奏中!

部員たちの姿や行動が変わったのは、
この経験を境にであったと確信します。


なにをするにも早くなり、声が出始め、
食事のお手伝いにも力が入り、なんと
音にまで変化が見え始めた。





これこそが、体験学習の究極ですね。


部員たちに大切な話をしていただいた
施設の方に感謝します。




③幹部・最上級生というのは、全体の鏡なんだ!


今回の合宿で、1番の功労者は、幹部たちでしょう。


部長・副部長はとくに行動計画
インスペクター・コンサートミストレスは練習計画
定演チームは演出計画


それぞれに就任してから1か月。

まだまだ、見よう見真似でやっている状態。


そういった中で60名もの他人を動かすことの
大変さと、計画の重要性を体感してくれたと
思います。


言うだけでは人はついてこない。
言うだけの行動と、みんなに伝える迫力と自信。
そして、言ったことができているかの確認。


これこそが、幹部という立場で、ほかの人より1段上に
あがるべき人に必要なこと。


これを、さまざまな失敗の中から学んでくれました。



運営幹部たち

途中で、涙を流し、気持ちも落ちたことがたくさん
ありましたが、これをこの時期に体感できたことは
ものすごい収穫であったと思います。

現に、最終日の幹部たちの目つきは
真剣そのものでした。
自分たちの甘さを実感し、動かすことの怖さと
重要性を覚悟できた目だったと思います。




また、インスペクター、コンサートミストレスの考えで、
パートリーダーもまきこんだ練習計画の立案を
していました。


これも全員参加で練習をくみたてたいという自分たちの
意思が表れてきた証拠です。



高2 最上級生たち

上級生全員が、クラブの鏡なのです。

下級生はとても上級生を見ています。

クラブの進歩は、上級生の意識の
向上に比例するのです。






全員一致で事に当たる。この意識は、きっとこれから大きな
力」になっていくでしょう。



④練習にこだわりを!


金管セクション練習

2日目の夜の合奏のとき。
全く音が消極的で、逃げにかかっている
様子が音から感じられました。

途中でやめて、今年のシンフォニーである、
ショスタコーヴィチの譜面をいきなり配り、
CDを聞かせました。






クラリネットパート

譜面を見て、みたことのない高い音、
たくさんの音符、
あらゆる意味で、今とのレベルの違い・・・。

ここで、立ち止まったり逃げたりしている場合
ではない。

もっと、高い壁がみんなには待っていることを
わからせたかったのです。





また、この合宿の期間、合奏で長い時間を使ってしまう
パートがありました。


最終日には、涙を流して「パートのレッスンをしてほしい」
と、頼みに来ました。


今までにはなかったことです。

でも、すごいんですよ。
ちょっとやるだけで、みるみるうちに変わっていくんです。



トロンボーン・チューバ

トップの人の顔つきや涙は、パート全員を
1つにして音や息遣いすら、かえてしまう
んです。

この子達は、きっとうまくなる!
そう感じさせられた瞬間でした。






⑤OGの生の声を聞け!

今回は、副顧問の先生が研修で,私1人での
引率でした。

もしかしたら体調不良者など出るかもしれない
ので、今年卒業したOG3人に、助っ人をお願い
しました。


3人の助っ人たち

部長であったIさんをはじめ、Kさん・Mさん

 みんな、クラブを作り上げてくれた功労者
です。

彼女たちは、セクション練習をはじめとして、
毎晩のしおりチェックなど、私と一緒に夜遅く
までがんばってくれました。




ところどころで、現役生に話してくれました。


幹部たちには幹部としてやるべきことや
心構えなどを、鬼の気持ちになって伝えてくれました。

全員には、声を出すことの重要性を伝えてくれたり、
楽器の扱い方・大切にすべきことなどを、基本的に
絶対大切なことを、的確に経験者として伝えてくれま
した。


本当に、助かりました。

OGたちは、苦しかった時間を体験しています。

その子たちの言葉は、顧問の私の言葉以上の
重みを持つことがあるほど、貴重で効果があります。



合奏中もチェック!

なにより、自分たちの失敗や成功、実際の
体験をもとに話すので、部員にとっては、
最高の教材です。

これからも、OGとの交流をなんとか増やして、
クラブを成長させる機会にしたいと思いました。

3人、ありがとうね。





合奏中!
 


こんなふうに、いろいろな体験の中で、
学校で練習しているだけでは得ることが
できないものを
会得することができました。


うまくいかないところ、失敗したところ、
気づかされたところ・・・。






木管セクション練習中

 

本当にたくさんの出来事、体験でした。

しかし、この1つ1つが部員の血となり
汗となって、身についてくれて、最終日には
初日とは全く違う集団になってくれたように
思います。







4日目の昼には、学校に戻り解散。

1度解散して、夕方におこなわれる広島大学附属
中高管弦楽班の定期演奏会で、再集合です。


これがまた、合宿の最後に本当にためになる演奏会
でした。うまかった~。


みんな、合宿で得たことにプラスして、自分たちの
目指す方向が共有できたのではないかと思います。


新体制1か月というこの時期に、こういう貴重な体験を
させていただいた施設の方々、合宿に行くことに協力して
くださった保護者のみなさまに、深く感謝します。

ありがとうございました。



充実した3日間でした























《追伸》


そうそう!

3日目の夜には、唯一のアトラクションとして
花火をしました。








楽しんでます!

どこでやってもいいよ~といわれ・・・。

最近は、「花火、やったことない~」という子が
多いんですね。

少しの時間しかなかったけど、みんな楽しんでくれた
ようですよ。