10月28日~30日にかけて
奈良県に遠征します。
山女オケの本番は
10月29日(日)
12時ごろの予定です。
場所は、橿原市文化会館。
もうチケットは完売。
私たちの前は九州情報大学吹奏楽部。
あの有名な屋比久先生です。
顧問はなにかが
あるときには部員にむけて
手紙を書いて伝えます。
言葉も大切ですが、自分の考えを
しっかりと表明できる人間に
なってほしい願いもこめてです。
今しかできないことに、今思い切り
ぶつかって、結果を考えずにやる
ときが必要だなと思います。
伝わらないかもしれませんが、
なんとかして、少しでも前に
向ける集団にしたいものです。
今回、手紙を公開します。
いい遠征を期待します。
みなさん、今回は国民文化祭への出場おめでとう。
しかし、勘違いしてはいけません。今回、この奈良遠征が実施できるのは、昨年の3年生を含めた人たちが2年連続最優秀賞を受賞したお陰で、広島県から推薦していただけたからです。決して、自分たちが得たものではなく、先輩達からのプレゼントです。無駄にすることなく、1つでも2つでも、自分たちの礎になるものを得てこねばなりません。
この国民文化祭は、文化部の国体と言われるほど格式の高い大会です。しかも、今年は吹奏楽の祭典に出場します。吹奏楽コンクールで、厳しい競争を勝ち抜き、全国大会に出場している優秀校と同じ舞台に乗ることができる。こんな機会はなかなかもうないでしょう。しかも、その中にオーケストラは一校のみ。本当に厳しい舞台になるでしょう。もしかして、恥をかきに行くことになるかもしれない。でも、やらねばならない。本気になりましょう。
いつも言いますが、吹奏楽にはない素晴らしさが管弦楽にはあります。コンクールはありませんが、点数ではなく、感動を生む音楽が、管弦楽にはあります。吹奏楽しか知らない人に、管弦楽の魅力をぶつけてやろうじゃないか。そのためには、弦を中心とした柔らかなサウンドと、金管の情熱のサウンドを兼ね備える必要があります。お互いのいいところを認め合い、分かち合い、生かし合うことが必要。だから、本気になって自分たちの限界を超えてみよう。しんどいかもしれない。しかし、この体験は計り知れない素晴らしい未来を、私たちに与えてくれるはず。見ることができていない風景が観れるかもしれない。
初めて国民文化祭に参加した2013年。山梨大会では今も覚えている素晴らしい体験がありました。自信なく、まだ中途半端でしか山梨に来れずにいた時、リハーサルのティンパニの音でみんなは目覚め、素晴らしいサウンドに生まれ変わった。あの体験は絶対忘れることはないかも。この遠征で、失敗も成功もしましょう。これが終着点ではない。あくまで東京遠征や定期演奏会での感動を得るため、そしてみんなの生きる礎を得るためなのです。