全国高校総合文化祭
器楽・管弦楽部門に
出場するために、
山女オケから16名を引率して、
宮城県に行ってきました。
広島県の管弦楽部のある学校
6校の選抜合同オーケストラを
広島peaceオーケストラと名づけ
活動を始めたのは3年前。
2015年の滋賀大会
翌年の広島大会の視察・宣伝のため
合同オーケストラと組織委員会を
作ったのがスタート。
2016年の広島大会では、はじめて
プロの指揮者を招いて、
見事本拠地開催を成功に
導きました。
そして、2017年。
広島大会成功のお礼に、宮城総文も
合同オケで出場することに。
6校の選抜メンバーが4月から
自分たちの学校での練習に加え、
総文の練習に取り組んできました。
福山地区・広島地区それぞれ
月1回日曜日に合同練習のほか、
7月は福山地区の人達がなぎさ
高校まで来て合同練習。
こうして、いろいろな練習や
会議を越えて、3年目最後の
広島peaceオケが
宮城に遠征したのです。
7:25に広島駅に集合し、
東京へ。
その後、東北新幹線に乗り換え、
仙台駅に着いたのは、14:00.
練習場所の槻木のホールで
1時間の合わせ。
まだ本調子の音ではありません。
焦り・不安・そういったものが
入り混じった音に、少し怒りを
感じましたが、これが合同の
難しさ。
その後、会場となる
岩沼市民会館へ。
1000人収容のホールで、
非常に賑わっていました。
交流会に参加し、宿舎と
なる緑水亭さんへ。
温泉かけ流しの四つ星ホテル。
普段は宿泊できません。
しかし、総文のため、そして
音楽の好きな支配人・女将さんが、
練習をできる場所まで提供くださる
ことになりました。
さて、本番の2日目。
6時に起床して、8時半から
宴会場をお借りして、
最後の合奏練習。
昨日うまくいかなかった
チャイコ4番のホルンの部分を
朝いちばんから特訓。
練習をしている間に、みんなが
目を合わせて練習できるように
なりました。
合奏でも、最後になりだんだん
みんなの気持ちが高揚してきて
音が輝いてきました。
会場に着いて、昼食後も
実はホルンだけは最後まで
練習しつづけました。
本当によくがんばった。
本番は、なんといいますか、
本当にすごい音が鳴りました。
最高で、舞台裏の生徒も
すごいの連続で、体が
うごいていました。
広島県らしいチャイコ4番。
指揮をしていて、本当に
気持ちの良い、指揮者として
幸せな瞬間でした。
1曲目が終わった後の会場はザワザワ。
このオケのサウンドに、会場全体が
驚きに包まれていました。
そして、2曲目のディスコキッド。
舞台裏にいましたが、舞台裏の
準備していた生徒たちが、全員
音楽に合わせて踊っていました。
終わった後、会場からは
割れんばかりの拍手と、
すごすぎる~という声。
広島県のオケのいいところを、
しっかりみせつけた広島県の
高校生たちに感謝です。
器楽・管弦楽部門の広島県会長の
KM高校の校長先生は、広島県の
オケはすごいと、役員席でも評判で
誇らしかったとおっしゃっていました。
本当に、やりきった高校生たちの顔は
笑顔で、輝きにみちあふれてきました。
このPEACEオケは解散ですが・・・。
本当に残念です。
3日目は、青葉城公園に立ち寄り、
伊達政宗公に会ってきました。
今回の遠征で、広島県の代表として
山女オケのメンバーは、さまざまな
プレッシャーと戦いながら、がんばり
ました。
その中で、他校の生徒の動きや
技術に、まったく山女がおいつけ
ていないことに気づけたようです。
高2の幹部たちは、この現実を
しっかり受け止め、自分たちの
理想とするクラブづくりをして
くれることでしょう。
また、高3の2名(部長・コンミス)
が遠征に帯同してくれたおかげで、
山女全体・オケ全体を助けて
くれました。
顧問としても心強かったし、
ありがたがったです。
特に、前部長のMさんは、
部長の時のプレッシャー
とは違い、客観的に
クラブを見ていたようです。
そして、現部長のNさんも、
Mさんと話して・・・
今の山女オケ
に足りないことを
実感できたようです。
さあ、山女オケに
全員帰ります。
体験から成長する!
これを実践して、新たなる
高みに向かって山陽女学園
管弦楽部は、もめながらも
新たな戦いに挑んでいきます。
広島Peaceオーケストラは
解団しますが、2月にある
広島オケフェスで、さらに
成長した姿で再開しましょう!