今週土曜日の体育大会に向けて、各学年モードが
高まっています。
特に、高3生は、うちの学校のメインとも
いえる
「クラス対抗創作ダンス」の発表に向けて
余念がありません。
とはいえ、定期演奏会まであと1ヶ月。
いや、6月初旬には、中1・高1の宿泊研修などがあり、
実際に練習できるのは、もっと少ないといえるでしょう。
時間を大切に、
「今」を大切に、
待ってくれている人の
ために、自分たちのために、
納得のいく説得力ある
音楽をつくってほしい。
今日、全員に手紙を渡しました。
① 去年のよかったところは何か?
今のままでは、夢である全楽章演奏をあきらめねばならない。
それだけの覚悟・意識がみんなにありますか?
危機感・一体感が、クラブに勢いをつける。
これがなかったら、不可能を可能にすることはできません!
② 魂をゆさぶる気迫って?
このクラブのモットーは、「一音入魂」です。決してうまくはない。
でも、この管弦楽部がなぜ全国でも一定の評価が得られると思い
ますか?
ほかとは違うなにかがある。
このバンドの評価は、管楽器の鋭さと攻撃力、積極性が1番評価
されています。
そこに、弦楽器がうまくのっかっている。
打楽器も他にはない意志がある。
これが、山陽のほかから見た評価です。
大切なことは、
目標とする人に届けよう!という純粋な気持ち・意志なのです。
向こう側にいる人になにかを届けたい!その純粋でひたむきな
気持ちが、音符・楽器・雰囲気に乗り移って、ほかとは違う
演奏になるのです。
③ 時間はだれのもの?
今われわれは1つの目標にむかって戦っている同士です。
1人ぬければ、意識も薄れるし、第一音楽が壊れる。
だれもが必要な人間なのです。まさに、これからは一緒に
いる時間が、1つの音楽を仕上げるためにとても大切なもの
なのです。
それを個人の都合で、全員の予定を変えてしまう。
意識を薄れさせてしまう。こんなことが許されるはずが
ありません。
④満員にする、来てくれた人を楽しませる力がみんなにあるか?
みんな、さくらぴあを満員にする覚悟はありますか。
満員にすれば、来年は2Fも使います。どんどんファンを広め、
積極的に集客してください。そのためには、行ってあげようと
思わせる魅力がクラブや部員にないといけません。
1つ1つ大切なことです。
要は、個人で作るのでなく、
全員で音楽はつくるもの。
そのためには、全員が「みんなのために」
必死になる土台をつくること。
いろいろな行事や、自分の用事もあるで
しょうが、今のメンバーで1つの曲をつくる
のは、あと1ヶ月しかない。
このメンバーでしかできないことがある
はずなんです。
だからこそ、交響曲第5番の全楽章演奏という、普通では
考えられない挑戦を我々はやろうとしているのだから・・。
後輩はその先輩を
尊敬して、そこを超えようとする!
これが、クラブの強さにつながるのです。
この体験を逃げずに、やりきってほしいと
思います。顧問は、突っ走っているみんなの
姿をとめたくない。
だって、今年のプログラム掲載企業の
みなさんの数は、
昨年の倍ほども、名乗りをあげてくださって
いるのですよ!
この感謝を何で表すのですか?
力の入った、気持ちの入った、音楽を全員で作り上げる
ために、必死に話し合い、声を掛け合い、自分たちの
音楽を主張することではないのですか?
がんばれ!!