6月22日(土)
管弦楽部 第9回 定期演奏会
当日のレポートです。
8:40にさくらぴあに集合し、
部長のKさんから今日の流れと
注意事項を聴いて、顧問からも
今日の心構えをつたえた後、
ホール内へ。
この第9回は、今までの中で1番
苦労した回といえると思います。
前日のホール練習のできも
散々で、本当に大変でした。
朝のミーティングで話したことは、
【失敗は失敗のままおいておく
から失敗なんだ。挑戦し続けて
成功したら思い出に変わる】
【生みの苦しみ。十二時の鐘を
鳴らすために、しっかりと
努力しよう】
そして、今日のリハーサル。
練習していくうちに、だんだんと
昨日までの苦しくて、個人個人の
音しか聞こえない冷たい音楽は
なくなって・・・
いつもの山女オケ独特の重低音が
効いた暖かなハーモニー。
気持ちばかりがあせるそんな時間
でしたが、だんだんと1つに、どんどん
変化していくオーケストラの不思議を
感じることができました。
OG達も、3年前までの先輩が
集まって、会場準備。
今まで現役でやっていた時とは
違う緊張感があったようです。
16:00開演。
たくさんのお客様が会場に
並んでくださいました。
感謝です。
1部開始。
おなじみの校歌。
インスペクターのKさん指揮。
その後、「嵐の中へ」
この代で1番こだわった曲かな。
吹奏楽の巨匠R.W.スミス作曲。
「レ ミゼラブル」セレクション。
ミュージカルの代表作品ですね。
夢破れてなどの名曲をしっとりと
鳴らしてみました。
弦楽合奏は「アンダンテフェスティーボ」。
夏期合宿の弦楽はこの曲からスタート
しました。あの時に比べると、みんな
かなり成長しましたね。名曲です。
「エルクンバンチェロ」は
ラテン音楽の名曲。吹奏楽の
譜面を編曲して演奏。
かわいいタンバリン隊が
がんばっていましたよ。
そして、1部の最後は、
「ラプソディ・イン・ブルー」。
10年前にやった譜面を
引っ張り出して演奏しました。
ピアノは高1のMさん。
すばらしいピアノでした。
お客さんにもピアノと
オケの共演を喜んでいただ
けたのではと思います。
いつもの間にか、みんな
少しずつ進歩している。
その想いが重く感じられました。
20分間の休憩。
今年は、休憩中もお客様に楽しんで
もらおうと、演出係がロビーに1年間
のあゆみを掲示しました。
管弦楽部の良さが、わかっていただけた
と思います。
Ⅱ部。
山陽女学園管弦楽部は、
毎年交響曲全曲演奏に
チャレンジしています。
今年は、ドヴォルザーク作曲
「交響曲第8番」でした。
5年前に続き、2回目の挑戦です。
第9番「新世界」に続き、有名な
交響曲ですが、ぜい肉が全くない
単純だからこそ、非常に難しい。
昨年のラフ2にはない難解さです。
スラブのリズムをいかに表現する
のか、楽章ごとの場面転換をどう
すればいいのか?
5年前とはメンバーも私も違う。
勢いだけでなく、甘さ・苦さも
まざったドボ8にしたいと、ぎり
ぎりまで悩みぬきました。
前日までの中身のない音楽
ではなく、本番の音楽は最高
でした。とても優雅で、どっしりと
素晴らしい輝きを放ち終わりました。
アンケートにも、「感動の名演奏」という
記載もあり、やってきたことは間違いで
なかったと感じました。
高3紹介。
この代の高3は、真面目ですが
なかなか自己主張ができない
代でした。
しかし、本番前には目が輝いていました。
そして、誰もがあまり大きなミスをしない
安定した定期演奏会になりました。
最後に、強さを見せてくれる代になりました。
彼女達の成長を、少しで
手助けできたとすれば、
うれしく思います。
そして・・・
アンコール・・・。
「ラデッキー行進曲」
「パイレーツ・オブ・カリビアン」
入ったばかりの新入生とともに、
この2曲を演奏しました。新旧の
心が混じった素晴らしい演奏でした。
そして・・・
いつもどおりの、山女管弦楽の
演奏でした。熱い!演奏でした。
時代は変わっても、山女らしさや
演奏の仕方は、昔も今も変わりません。
以上、2時間半にわたる素晴らしい
演奏会を開催することができました。
本当にたくさんの方の手助けがあって、
ここまでこれたと思っています。
本当に感謝以外ありません。
850名を超える満員のお客様の前で
演奏できたうれしさをバネに、これから
も応援していただけるクラブにして
いきたいと思います。
新チームになって、また苦労の
毎日になると思いますが、私に
とっては、これが生きがいです。
新シーズンもご声援お願いします。