ソチ・オリンピックも、後残りわずかになりましたね。
浅田真央さんの素晴らしい演技に涙された方も多いと
思います。もちろん、顧問もその一人です。
あの最悪なSPの状態から、あそこまで気持ちを持ち直し、
あきらめないで、待っていてくれる人に素晴らしい演技を
見せられる・・・・。
本当にすばらしい人です。
クラブでもこのことを話したのですが・・・。
まだなかなか定演の曲の進み方が遅い。
以前よりは、かなり進歩していることは
間違いないのですが、まだ1回の練習を
大切にできない。
高度な技術が要求される曲を数多くやっているし、
まだ、4か月あるのだから、、、とも思います。
この難しいシンフォニーや、新曲によくくらいついて
きています。この数年で、曲へのアプローチも、
かなり早くなってきました。
でも、もっとやらなきゃいけない。
もっと、曲に向かい合わねばならないと思うのです。
みんなとの1回1回の練習を大切にしてほしい。
今という瞬間は、2度とないのだから・・・。
私たちには待ってくれている人がいる。
定期演奏会は、ただ私たちのために来てくださる
のです。
応援してくださる方のために、なにができるか?
それは、ただ、自分の最高の努力をすること!
その姿や演奏を見て、人に「感動」を与え、「元気」を
与える。これこそまさに、真央さんの演技に通じると
思うのです。
私たちの奏でる音楽で、人に感動を与えられるには、
それ相応の努力と苦しみがないと、与えることは
できません。
「私たちは、もっとできる!自分にふたをつくらない。」
これからも、ずっと言い続けたいことばの1つです・・・。
真央さんの演技が素晴らしかったのはもちろんですが、
私は、それだけで泣いたのではありません。
それは。。。
ずっと真央さんの苦しいときから一緒にがんばってきた
佐藤信夫コーチ(72歳)の、優しい顔がTVに映った
時です。
喜ぶわけでもなく、ただ優しく静かに教え子が歓声を
浴びるのを見ている、あの優しい瞳にやられました。
私には、あんな優しい顔はできません。(少なくとも今は・・・)
でも、いまいる部員達に、今しかできない
体験や、仲間との共同作業の中で、見た
ことのない景色を、一緒に舞台で見たいと
いう気持ちでは、同じなのかもしれません。
来週頭には、定期演奏会のちらしも出来上がります。
部員達が、これを持って各企業・店舗様に集客や
広告のお願いをする運動を始めます。
佐藤コーチとは違うかもしれませんが、
部員達のがんばりを、できるだけいい形で
成功させてあげられるように、ベストを尽く
したいと、新たに考えさせられた顧問でした。