今日、連盟事務局から、全国大会のときの
演奏について、指導講師の先生方からの
講評が届きました。
6名の先生からの講評がいただけました。
どの先生方も、各楽器の奏者・作曲家、
音楽大学の教授や、読売交響楽団の
奏者など、著名な先生方ばかり。
メッセージカードで、全国の高校生からの
評価や考えを聞かせてもらえることも
すばらしい財産ではありますが・・・・
これだけのプロの方に聞いていただいての講評は、
本当にこの大会に出れたからこそいただけるものと、
ありがたく思っています。
すべてではありませんが、一部を抜粋して
みます。
◇難解な曲をここまで仕上げてくるのは
素晴らしい。高校生オケとは思えない演奏。
◇このオケのいいところはバランス。
体全体から「音楽が好き」というパッションが
出ている。全員一致の演奏。
◇バランスがいい。特に弦楽器。シンバル。
統一されたアンサンブルは秀逸。
◇難解なこの曲をすばらしいアンサンブルで
聞かせてくれました。曲のテンポや構成力も
しっかりと組み立てられています。
など、自分達の目指すところを評価して
くださっていました。
何より、昨年以上にバランスがいいことが
評価されていました。
今年は、オーケストラらしいサウンドを
目指して、弦楽器の変革をテーマに
練習してきました。
今までの、管楽器中心のサウンドでなく、
弦楽器中心でその上に、管楽器が
のっかるイメージ。
部員達がそのテーマを理解し、取り組んで
きたことが、前進してきたということ。
これは、本当にありがたいことだと
思います。
当然ながら、課題も教えていただいています。
◇弦楽器の体を動かして統一させる意図は、
わかるが、その動かし方によっては、
ボーイングがまっすぐ動かない。
動かし方については、もう一度基本に
立ち返って!
◇ティンパニが大きく聞こえてしまうことが
ある。これは、管楽器とくに金管楽器の
圧力のなさも原因。
◇ダイナミクスをもっとつけたい。アタックが
弱いので、もっと歯切れよさがほしい。
ありがたいことですね。
ただがんばれだけでなく、具体的に勉強できることを
書いてくださる。
管楽器のブレスの薄さ。
これが今回の課題です。
これがクリアできればダイナミクスは
勝手についてくる。
もっと、一人ひとりの鳴らす音が大きくなり、
幅ができればもっと壮大な音楽ができるように
なる。
そのとおりだと思います。
ぜひ、これからの指導に取り入れていき、定期演奏会
までに、また一歩すすんでいきたいと思います。
山女オケの最も大切にしている部分を
気づいていただき、それを評価してもら
えたことに対し、感謝する。
そして、これらの意見を素直に見直し、
さらに上を目指せる集団になってほしいと
思います。