2014年1月9日木曜日
始動!
全国大会が終わり、新たなスタートをきっています。
部員から、全国大会の感想文を出してもらいました。
みんな、感じるところがたくさんあったようです。
全員、顧問がわかってほしいことを感じてくれた
ようで、うれしく思いました。
上には上がいる。
上手なところは、想いがある。
人数が多いと、いろんなことにチャレンジできる。
でも、人数が多くても、1人1人の責任感が不足
していたら、少人数にも負けてしまう。
吹き方・弾き方、うまい人は、体全体で音楽している。
腕だけ、息だけでは、何も楽器を響かせられない。
いろいろありました。
もう一段レベルアップして、『ニュー管弦』を作って
ほしいと思います。
(パーカッションとは特に話ができてよかったです。)
2014年の始動は、DVD鑑賞からスタート!
まず、1つは佐渡裕&ベルリン・フィルの
ショスタコの5番 第1・第2楽章を見ました。
第4楽章を終え、定演までに全楽章演奏を
達成しなければなりません。
みんな、譜面片手に画像を見比べ、
ボーイングやイメージを膨らませていました。
こういったことができるようになったのも、最近の
伸びの原因でもあると思います。
それに先がけて見てもらったもう1つは・・・
このベルリン・フィルを指揮するのが夢であった
佐渡裕のドキュメント番組でした。
佐渡がベルリン・フィルの指揮台に上がるまでや、
ショスタコを指揮するまでのリハーサルの様子など。
普段見られない、指揮者の苦悩や孤独感と、
指揮者が奏者に要求することなどが写されています。
世界一のオケ、ベルリン・フィルの中で、孤独であっても、
自分の夢であった舞台で、すべてを自分の思いの
つまった曲にするため挑んでいく姿をみて、私だけ
でなく、部員たちも、心を新たにしたようでした。
ただ、演奏するだけじゃない。
相手の気持ちを理解しあい、カバーしあい、
切磋琢磨しあって、1つの曲を作り上げる。
こういった作業の中で、社会に貢献できる、
相互理解できる人材に育っていく。
オーケストラって、すごいんですよ!
どんな立派な人でも、1つのことを成し遂げる
ためには、苦悩し、努力し、落ち込む・・・。
でも、明日には、今度こそいいものにしてやる!と
立ち上がっていく。
この姿を見て、自分達にあてはめてほしかった
のです。
このショスタコ5番の全楽章は、一般の大人やプロでも
厳しいといわれるくらい難解な曲です。
これを、中学生・高校生の素人集団が挑むのですから、
最初からうまくいくわけなどないのです。
それを、どうやって、全員の力で成し遂げるか。
今こそ、先輩たちが成し遂げてきた道を、さらに
つなぐことができるか、に、かかっています。
始動! あきらめねば、道は開ける!
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