本日、高等部オープンスクールがありました。
7月に続いて2回目になりますが、1回目は
定期演奏会が終わってすぐであったことも
あり、高3生とともに演奏しました。
しかし、今回は新体制となってはじめての
演奏で、新シーズンの新曲を披露すると
いうことで、特別な意味がありました。
体験授業中 |
今回は、管弦楽部の公開練習に15人の
中学生が参加してくれました。
そのうちの6人は、1回目に続いて2回目も
来てくれました。
初めて弦楽器をさわる・・・ |
彼女たちには、私たちと一緒に舞台に乗って
もらうことにしました。初の試みです。
「メモリー」を1時間パート練習をして、15分合奏。
6人が入ってくれただけですが、音楽に厚みも
出て、なにより1つのサウンドが作れたことが
すばらしかったです。
そして、12:30の発表時間になり、観客席を
見てみると・・・
今日、きてくれた高3たち |
高3の部員8人のほか、部員の保護者の方が
たくさん見に来ていただいていました。
(実は、中学生対象のOSなのですが・・・笑)
本当に、これだけ気にしてもらって、成長を
見守ってもらっていることに、感謝しなければ
いけません。
メモリーは中学生と一緒に発表! |
新シーズンの新曲として発表したのが、
ハチャトリアン 「仮面舞踏会」
ジョンウィリアムス・サウンドトラック・ハイライト
の2曲。20分間の演奏でした。
(中学生とのメモリーもここで演奏しました。)
デビュー戦、新体制から2か月。
外部で初の合宿も組み、取り組んできました。
自分達でやっていたらわからないけれど、
少しずつ成長できている気がしました。
その証拠に、今日はとてもうれしいことがありました。
演奏を聞いた、中学生と保護者の方が4組来られて
(しかも、違う中学校、時間差で・・・)
クラブの様子や、練習方法などもくわしく聞いて、最後に
「必ず、また来ます。決めました!」
と言って、帰って行かれるとまた次の人が質問に
来てくださる・・・、という感じでした。
なぜ、わざわざ演奏が終わってすぐの私に、寄ってきて
くださり、声をかけてくださったのでしょう。
それは・・・
「演奏を聴いて感動しました。別の高校に進学しようと
思っていたけど、今日の演奏を聴いてどうしてもこの
クラブでやりたいということになりました。」
「中学で吹奏楽をやってきたけど、オーケストラはすごい
って思った。絶対、ここに入って演奏したい。
推薦で受験します」
と、親子でほんとうに目を輝かせて、私に話してくださった
ことでもわかると思います。
堂々と演奏を! |
「観客に伝わる演奏を!」と言い続けて
ここまで来ましたが、こういった声を聞ける
ときが、1番最高にうれしいです。
こういった1つ1つが仲間を増やすことになる。
音楽というのは、音楽だけではなく、努力していること、
伝えたいこと、すべてが入って音楽です。
これが大きく深いものが、観客に感動を伝えるのです。
使ったところはきれいにして返す! |
本当にすごい自信になることでしょう。
たった2か月ですが、夏季休暇中におこなった
外部合宿がかなり影響っしているといって、
過言ではないでしょう。
それほど、1つの釜の飯を食べるということは
仲間づくりには、大きなことなのです。
9月末までには、ショスタコーヴィチも最後まで
流したい!
無理かもしれないが、無理と思った時点で成長は
止まる。
もっともっと伸びてくれ! |
思い続けて、やり抜くこと、自分達を信じること!
その力が強いことが、事を動かす唯一の方法です。
自分たちの演奏に期待する人達がいてくださる。
その感謝を胸に、これからも管弦楽部は努力して
いきます。
部員達も、今日でそのことをきっとわかってくれたと
思います。