2013年6月28日金曜日

交響曲第5番 全楽章挑戦にあたって・・・(私記)


さて、明日は、最後の練習日です。

夕方まで、学校の講堂で練習して、ついに勝負の地
さくらぴあに、夜乗り込みます・・・。


このメンバーで奏でる音楽は、原則最後です。


この定演のメインは、なんといってもクラブ初の
『交響曲全曲演奏への挑戦』です。


各学校、おいしいところだけとって演奏する中で
全楽章演奏というのは、あこがれでもあり、
交響曲を演奏するうえで、とても大切なことです。


挑戦!


交響曲は物語。

起承転結が、音楽の中にこめられて
いて、どの楽章にも意味があります。

とはいえ、全楽章、今回は50分をこえます
が、これをやるには相当な決意がいります。






私達のクラブは創部10年目ですが、
本格的にやり始めて、やっと4年ほど。

昨日も書きましたが、オーボエはじめない楽器は
多々あります。

そんな中で、こんなことをするのは暴挙でしかないと
おしかりをうけるのが、大半でしょう。


でも、クラブがさらに成長するにはやるしかない、
しかも今年の3年生がいる、この年だからこそ
できると考え、勝負に出ました。



私は、今回勝手にですが、このチャイコフスキーの
『交響曲第5番』に、今年私達がやってきたことの物語を
写してみました。

1年間やってきたことを思い出しながら、山女独自の
5番を演奏したいのです。



第1楽章
7~9月。不安だらけの毎日。先輩がぬけて・・・でも自分たちで
歩こうとする毎日。でも、なかなかうまくならない・・・。
9月のOSで、やっと新体制で初の演奏。完全ではなかったけれど、
やっていける自信がついた。不安だけど・・・。

9月OS 新体制での演奏













第2楽章
10月~12月。不安が続くが、演奏行事が次々に・・・。ふれあい
チャンネルさんがおいかけてくれた。成長せざるを得ない状態。
前向きに前向きに。失敗ばかりだったけど、11月創部初の1位。
けんみん文化祭最優秀賞。国民文化祭に出場決定!山梨!
全国で東京に行った。でも、まわりにはうまい学校がいっぱい・・・。
落ち込むけど、前を向こう!

けんみん文化祭最優秀賞
全国大会壮行会













第3楽章
1~3月。やすらぎ・・・一時の冬休み、休息・・・。
でも、定演で全楽章するか抜粋にするかでもめる。
前にいかなきゃ。でも無理なのでは・・・。
でも、どんなことでも前にすすまなきゃ。
自分たちのクラブが上昇するために!

仲良しのTPパート












第4楽章
4~6月。新入生がはいってきてくれた!歓喜!
でも、それだけではいけない。全楽章なんて無理だ!
確実にやるほうがいいのでは・・・?不安だらけ・・・。
でも、まわりからふつふつと、今年わたしたちがやら
ないでだれがやる!という気持ちが出てくる。
やるからには達成しよう!やるんよ!で固まる。
うまくいかくはわからない。でも、必死にやりぬく姿は
きっと伝わる。これが私達なんだ。
歓喜のファンファーレ。

フラワーフェスティバルの演奏













何でもいい。

でも、私は、この音楽に自分たちのやってきたことを
自信をもって込めて演奏してほしいと思います。


私は、その想いにひたりながら、思い出させながら、
指揮をやりぬきたいと思います。

そして、部員たちと最高の瞬間を舞台で
体験したいと思います。

















定演まであと3日。あせる気持ち!


中2生、休憩中
講堂練習を暑い中、続けています。

 部員たちの疲労度もピークではないかと
思いますが、レッスンの先生も、数多く来て
くださり、アドバイスをしてくださいます。

本当にありがたいことです。






弦セクション上昇中
講堂練習の休憩中、それまでお会いした
ことがなかったのですが、山陽女子短大の
学長先生が見に来られ、

『大変ですね。見にいかせていただきます。
がんばってくださいね。』

と、声をかけてくださいました。





このように、自分たちの知らないところでも、
応援してくださっている人がいる。

このことを考えれば、「疲れた・・・」とは
言えません。体にムチうって、がんばります。



全員、力を合わせて!
レッスンの先生と話しをする中で・・・

私達のクラブにはない楽器がたくさん
あります。

オーボエをはじめ、クラリネットA管、
打楽器・・・





いっぱいありますが、それを各楽器にふりわけたり、
編曲したりして、本来の譜面とは違う形で演奏
しています。


オーボエがないことで、フルート奏者や木管奏者には
苦労をかけています。鳴らない音も鳴らさせています。


音楽だけを追い求めるなら邪道といわれても仕方
ないでしょう。

でも、以前はもっと少ない人数で少ない楽器でやって
きました。今は、それに比べれば天国です。

音楽ではなく、教育の中の音楽であると、私は
理解しています。



去年の幹部交代のときの幹部
音楽家を育てているのではなく、

音楽を通して主張できる子、
まわりをみることができる子、
来てくださった方に理解される子、
すなおに人の意見を聞き自分に取り入れる子・・・







そんな人材を作るために、自分たちの環境の
中で、できるだけ最高の音楽を追求したい!



それが私の真の考えです。



高3生、12名。心を1つに!
できないことを要求します。

無理があるのも承知です。

でも、その中で自分の壁を取り払い、
最高を追及しつづける・・・。







それが、来て下さる観客のみなさんに
伝わったとき、感動というすばらしいものが
届けられる・・・


そう信じます。


お待ちしています!


もちろん、来年には最低オーボエを加えたいと
思っています。

そのためにも、ぜひこの勝負の3回目を部員たちと
ともに、成功させたいと思います。

活動の募金活動もします。
どうか、みなさん、聴きに来てくださいね。











2013年6月24日月曜日

暑い、、、初めて全4楽章続けて演奏してみて・・・


暑い毎日ですね。

先週は、土・日連続で、1日中練習しました。


土曜日はⅠ部、日曜日はⅡ部の練習でした。


中1や高1の初心者の人も、少しでも舞台に
上ろうと、一生懸命練習しています。

入部してから3ヶ月の成果をぜひ、発揮して
ほしいと思います。



日曜日は、Ⅱ部の練習。

交響曲第5番スコア

はじめて、メインの曲であるチャイコフスキー
作曲の『交響曲第5番』の全4楽章を一気に
演奏してみました。


12時半にはじめて終ったのが13時半。

ほとんど1時間です。








今までも、交響曲は『新世界』を第1回のときに
やりましたが、1・2・4楽章の抜粋でした。
それでも、30分程度です。


今回は、全楽章で約55分間!


これだけ吹き続け、緊張感を持続し続ける
のは、本当に初体験です。


やり終わった部員たちは、疲労困憊。
休憩時間になっても、いつもは明るい声が
響くのですが、全く聞こえず・・・。



前顧問のY先生が、差し入れにアイスを
持ってきてくれたので、それを配ると、
この群がり


疲れ、いっぱいですが、この全楽章制覇を
することで、われわれの新たなステージを
開くことができる。






高3生は、何度もくじけそうになりながらも、


『私達の代で、なんとしてもこの壁をこえて
みせる!』

と、ここまでみんなをひっぱってくれました。






2楽章をあきらめる・・・という気持ちに
なったときも、
高3生は、影にかくれて、

『譜読みだけは、みんなでやって、先生に
やろうと言わせよう』

としていました。(あとで聞きました。




明日から、講堂練習を予定しています。
予想温度30度!の中で、暑く熱く練習します。(笑)


明日、25日(火)

ふれあいチャンネルの定演広告番組が
流れます。

幹部が一生懸命広報しています。
ぜひ、ごらんください。

「ふれチャン・デイリーTV」
(チャンネル11ch)

6月25日(火) 12:20~13:00(生放送)
         16:00~、21:00~、23:00~
 





2013年6月22日土曜日

パンフレット完成!そして朝のミーティング!

定期演奏会まで、1週間前となりました。


第3回 パンフレット表紙
そして、定演パンフレットも出来上がり
納品されました。


このパンフレットですが、

1回目のパンフは16ページで構成されていました。

2回目のパンフは20ページ

今回は、24ページで構成です。


みんなが、たくさんの広告業者を
集めてくれたおかげで、立派な
パンフレットが完成しました。









ぜひ、定期演奏会にご来場くださり、
このパンフレットを見ていただきたいと思います。



そして、今日は朝に、1回目の定期演奏会の
ドキュメントを見て、定期演奏会を開く意味や
原点を確認しました。



計画中の幹部たち
私たちが、演奏会を開けるのは、いろいろな人に
応援してもらっているおかげであること。


先輩たちが、この定演をはじめるのにどんな
気持ちでいたのかということ。


こういう応援にこたえるには、自分たちが
がんばってきたことを、しっかりとこめた
演奏をするしかないこと。






そして・・・

演奏会で終わりではない、この演奏会で得たことを
使って、さらに最高の演奏を目指すのが、定演を
やる意味であること。



ぜひ、来てください!
昼から4時間連続の合奏。
いつもより、意志のこもった合奏ができた
ように思います。


今回の定演をサポートしてくれる、
今年卒業のOGである、元部長Iさん、
元インペクのKさんも来てくれて、
お手伝いの打ち合わせもしました。





どこまで伸びることができるか、こうご期待!


山陽女学園中等部高等部 管弦楽部
第3回 定期演奏会

6月30日(日)
15:00 開場  15:30開演
さくらぴあ 大ホール

ぜひ、お越しください!



2013年6月20日木曜日

ふれあいチャンネルさんに取材していただきました


定期演奏会まであと10日


カウントダウン

部員のみんなの目つきも、するどくなって
きたように思います。





中等部オープンスクールの演奏

この瞬間を大切にして、
作り上げることの大切さ・
難しさ、ひとりではなにもできない
無力さなどを、体験してほしいと
思います。








メッセージを幹部みんなで!
今日、広島ふれあいチャンネルさんが
管弦楽部の取材に来てくださり、
幹部たちが、来客をお願いするべく、
必死にアピールしていましたよ。

慣れないTVを前にしてのナレーション!
でも、1年前の頼りなかった姿はなく、
堂々としたものでした。

成長したねえ。



こういったことも、大人にまかすのではなく、
自分たちですることに意義があると思います。



新聞にも特集されました

まわりを動かすことができるのは、
テクニックではなく、
ただただ、
『この人たちのためになにかをしてあげよう』
思わせる必死な姿しかないのです。


この姿が感動を生み、音楽にも意志をこめる
ことができるのです。








あと、このメンバーで音楽ができるのはわずか。


だからこそ、この瞬間瞬間を生きたものに
してほしいと思います。



本年3月卒業したOG
今年、卒業したOGたちも、30日は
後輩を手伝うため、演奏会補助員と
して帰ってきます。

そんなみんなの人たちの意識が全部
つまった定期演奏会!
なんとしてでも成功させます!

顧問も微力ながら、
一緒に戦いたいと思います。



6月30日(日)は、ぜひ、さくらぴあへGO!












2013年6月16日日曜日

中等部オープンスクール オープニング演奏


はじまる前の様子

今日は、

中等部のオープンスクールでした。

100名を超える方のご参加があり、
盛況でしたよ。


管弦楽部は、そのオープニングを飾り、
ウェルカムコンサートをまかされることになりました。






はじまりました!

定期演奏会を、2週間後にひかえ、
その前哨戦として、
この機会を大切に考えてきました。


小学生や保護者のみなさまに、
私たちの活動が届くよう
演奏しようと、発表前に確認しました。








 
たくさんのお客様!
演奏に先立ち、みなさんに少し
 管弦楽部を紹介。

 現在68名の部員がいますが、
 そのうち、中等部生だけで
 なんと、22名。

 ほとんど半分が中等部生でしめるように
 なってきました。





6年間つづけたコンミスを紹介
また、
「この学校ではじめて楽器を
はじめた人~」
って、質問してみると、
約8割が楽器初心者

こういう人たちが、必死に練習して、
交響曲をこなせるようになるのです
から、中高生の力ってすごいですね。





魅力あふれる音楽を!


演奏は、サウンド的にはかなり
上向いてきたと思いましたが、
いつもの合奏場とは違う環境や、

ものすごい暑さ、その他で
いつもはしない失敗もみられました。







でも、本番にこういうことはつきもの!


そういったときに、全員がどうやってアイコンタクトで
話をしてリカバリーができるか?



みなさん、いかがでしたか
そのためには、
本当にいつものパートどうしの話や、
友達どおしのコミュニケーションを大切に!


一緒にいる時間を多くすることにつきます。


これからは、どれだけ全員が同じ気持ちに
なって、練習をしていけるか・・・が重要です。






かけがえのない仲間たちで、
最高の演奏を追い求めて
いってほしいと思います。


次の中等部オープンスクールは、7月21日。

オーケストラの楽器体験をします。
みなさん、ぜひご参加ください!


そうそう、高等部オープンスクールは7月13日です。

はじめて、クラブ体験をしていただきますよ~。
楽器を持って、山陽女学園にGO!














2013年6月13日木曜日

パンフレット最終段階・・・曲のできは・・・?


暑い毎日が続いています。


今は、今週末の16日の日曜日に予定されている
中等部のオープンスクールのオープンニング演奏
依頼されていますので、その練習を行っています。



定期演奏会は。。。って?

もちろん、必死にがんばっています。


部員たちにもかなりの危機感が見られるように
なりました。

ここで燃えなきゃ?いやいやじゃない!
ですね。





交響曲第5番も、部員全体がクラブ初の全楽章演奏を
成し遂げるために、必死に練習しています。



でも、このところ、日に日にバンドが変わっていることも
事実です。


1週間前・・・いや3日前からも、バンドが固まってきて
いるのがわかります。


まだまだ、曲としては荒削りですが、少しずつでは
ありますが、チャイコフスキーらしい響きに近づいて
きています。


レッスンの先生方も、本当に汗を一緒に流して、
曲を完成させようと、手伝ってくださっています。


この感謝を、しっかり演奏によって伝えられるように
体の一部になるまで、曲を覚えこんでほしいと
思います。




パンフレットも最終校正に入りました。


もう目の前です。

燃えて燃えて、燃え滾る演奏をもっと
追及していきたいと思います。






うちの部員たちはもっともっと伸びると
確信します。

この苦しい体験の中から、いろいろなものを
得て、自分の人生の礎にしてほしい。





残りわずかですが、可能性をもっと追求して、
部員を追い込みたいと思います。


ぜひ、みなさん、30日はさくらぴあに足を運んでください!



2013年6月4日火曜日

定演パンフレット用写真撮影しました


5月31日(金)のこと・・・。


私は、中学校へのご挨拶のため、クラブには
参加できませんでしたが、部員たちだけで、
練習できるところをしました。


1部の演出や、パート・セクション練習・・・

やることは山積みです。


その中で、午後から、いつも学校や定演でも
お世話になっているフォトショーノさんに来て
いただき、定演パンフレットの写真撮影
していただきました。


私は、いなかったので、レポートはできません。


が・・・

高3たち、相変わらずです


送られてきた写真の中の、
みんなの表情を見ていると、
普段見せることのない笑顔
あふれていました。







ひとつひとつの写真は、定演のパンフの
お楽しみです。


いつも、このような笑顔で、演奏してくれれば
いいのですが・・・。

こういう満足感をいつも合奏で味合わせてあげ
られていないのが、自分の力不足です・・・。



曲は、まだ未完成・・・。

この前も、できるのにそこまでやってこない
ことに腹を立て、激高しました(笑)


でも、この曲が完成するまでの過程が、成長の
ためにはとても大切なことなのです。


たかが写真撮影・・・。
でも、このふれあいも、全員が1つになるのに
とても大切な体験。


深い体験と協調の中から、曲のイメージを共有
しあえる仲間になっていくのです。



定演にむけ、がんばります!


全員、決して逃げることなく、
初の交響曲全曲演奏
という目標にむけて、前進してほしいと
思います。


廿日市市から山女オケがオンライン発信されます!

  11月1日(日) 廿日市市の行事で、動画撮影に 行ってきました。10人までの演奏と 決められていてアンサンブルでの参加。 部内でアンサンブルコンテストを行い 2組のメンバーが今日の撮影に参加。 まず1組。ホルン3重奏。 メーメートリオ。 もう1組。弦楽4重奏。 キラキラ・トゥ...