2013年1月8日火曜日
全国大会遠征記 PART4(番外編)
みなさん、新年を迎え、いかがお過ごしですか。
新たなステージに向かって、管弦楽部も再スタートです。
ここで、みなさんにお知らせです。
山陽女学園中高等部管弦楽部 第3回 定期演奏会
2013年6月30日(日)
はつかいち文化センターさくらぴあ大ホール
にて開催します。
ぜひ、みなさんご予定くださいね。
さて、全国大会遠征記 PART4 番外編です。
私達は、東京から広島に帰る新幹線の中で、
審査員ではなく、全国の高校生や一般の観客
の方が、私達の演奏に対して、書いてくださる
「メッセージカード」を読むことになっています。
毎年、1000枚ほどのカードがあるので、
見ているだけで2時間ほどになります。
私は、前日のホテルで、すべてのカードに目を通しました。
メッセージカードの中には、賛辞や励ましの
言葉もあり、反対に、お叱りや意見の言葉も
あり、とても勉強になります。
中には、楽器の経験者や教育関係者の
方とも思われる意見も見られます。
その中で、今年は弦楽器の体の動かし方に対する意見が
ありました。
たしかに、この点はうなづけることもあります。
私達は、独自の視点で、音をそろえるため、意識をそろえる
ために、体全体で意識する、あわせる方法をとっています。
それが、プラスかマイナスかは、別にして、私は体から出る
エネルギーもすべてあわせて、音楽を意志あるものにする
ために、わかるように体の動きを統一しています。
それにより、弦楽器のボーイングも統一しますし、
管楽器へのアプローチにもなるし、ザッツをあわせる
目印にもなるというのが、私達の考え方です。
それが、マイナスになるという意見もあります。
特に、専門的な目がる方からすれば、
当然でしょう。見た目にしてもそうでしょう。
でも、私はこのスタンスを変えるつもりはありません。
このように全員が同じ気持ちで音楽に向かえるって
すばらしいことだと思いませんか?
現に、これだけ一緒の気持ちになって演奏している
団体は、ここだけです。うちもこんなクラブにしたい!
という意見がいっぱいありました。
私達のテーマは一音入魂。
意志ある音楽をするために、
全員の気持ちを統一し、積極的に意志を出す。
私は、「音楽」を教えているのではなく、
「音楽」を通して、全員一丸、他者理解、
自己理解・・・さまざまな発見を部員達が
してくれることを1番に思っています。
部員達が、こういったことを理解し、
さらに音楽を愛し、私達が作る音楽から、
なにかを観客の人たちが感じてもらえる
ような音楽、熱い音楽を作ろうと思う集団に
なってほしい。そう願っています!
実は、東京で、なかなかうまく部員に思いが伝わらないと、
岡山朝日の松北先生と話したときにこう言われました。
「伝えないとわからない。先生も生徒に音楽で何かを伝えろ!と
いうのであれば、先生も生徒に直接伝えて、時間がかかっても
伝えて、引っ張っていくことが、クラブがうまくいく最大の方法だ」
ですよね・・・。
で、新幹線の広島に帰る車中で、
2時間かけて、部員へ
手紙を書きました。
(紙がなかったので、ホテルのメモ用紙・・・。)
部員達には、副顧問のY先生が学校に
帰ってから印刷してくれました。
部員達も、なにか感じてくれたようです。
明日には、部員達も全国大会の感想文と、
これからの気持ちを書いてくるはずです。
より一層1つになって、定期演奏会にはさらに大きくなって
観客の方に伝わる演奏ができるようになるよう、がんばります!
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