12月2日(日)
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舞台上の看板 |
昨日に続いての演奏行事でした。
けんみん文化祭ひろしま,12
ミュージックフェスティバル(洋楽部門)
会場は、呉文化ホール。
ポポロやさくらぴあに並ぶ、すばらしい音響の
ホールです。
テープ審査により出場選出された団体です。
社会人から学生まで幅広い年齢の人たちが、
これまた広いジャンルの音楽を演奏し、審査
がおこなわれます。
全体での1位に最優秀賞。
2・3位に優秀賞が授与されます。
管弦楽部も、この大会には3年連続出場。
いつも書きますが、この大会には思いいれが
あります。
6年前でしょうか。この大会に出たいと
審査テープ送りましたが、結果はあえなく
出場不可・・・。
「今回は残念ながら、出場のほうは・・・。」
この電話から、自分として「やってやろうじゃねーか。」と
いう気持ちになって、クラブが大きくなってきたと言っても
過言ではありません。
そして、3年前はじめて出場して優秀賞をいただきました。
・「ディズニーファンティリュージョン」
・歌劇「アルルの女」より 「メヌエット」 「ファランドール」
12分間の演奏です。
本番
全体としてはミスの多かった演奏でした。でも、響きはこの
ホールにマッチした気持ちよい演奏でした。
ただ、気負いすぎたのか、普段失敗しないようなところでの
ミスが、ところどころであり、まだ精神的に弱いところが
あることが反省点でした。
全員で発表を待ちました。
優秀賞は
フルートアンサンブルのグループと
広島文教女子高校吹奏楽部のみなさん。
そして、最優秀賞の発表!
「弦楽器の・・・」と司会者がいわれたときは、
「ああ、弦アンサンブルのグループか・・・」
と思いましたが、
「弦楽器の伸びやかな音と、管楽器の豊かな音色が
マッチして素晴らしい説得力の演奏が印象的でした。」
「最優秀賞は山陽女学園中高管弦楽部の皆さんです。」
私は、小さくガッツポーズをしましたが、部員達は泣いて
立ち上がって喜びました。手を取り合い、涙を流し合い抱き合って・・・!
この代になって、1番の盛り上がりだったと思います。
部長のOさんは泣きながら舞台に上がり、表彰を受けました。
その後、よく取り戻したのですが、
彼女の中には自分を許せない、
みんなに申し訳ないという気持ちが
いっぱいだったでしょう。
彼女はきっと、ずっとこのことをひきづり
ながら、部長の仕事をしなければならな
かったでしょう。
部長だからこそ、主体として演奏したから
こそ、その気持ちが爆発した・・・
いい涙でした。
そして、それを支えた全員の涙・笑顔も
最高のものでした。
学校に帰ってからのミーティングで3つのことを
全員に話しました。
①演出などせず、ただ愚直に演奏のみをし、評価を
してもらったことはとても大きいということ。
②1人が失敗しても、みんなでカバーすればいい。全員が
1つの気持ちになれば、そんなミスは関係ないほど、
豊かなサウンドになる。
③やればできる。苦しくても続けていればきっといいことが
ある。どこかでがんばっていることは誰かが見てくれている。
勉強も同じ。継続して努力するのが大切。
みんなの顔が輝いて見えました。
ほんとに、部員達に何か持って帰らせて
あげたいと願っていましたが、最高の
プレゼントができてよかった。
これで、OG達にも、顔向けができます。
何より、がんばったら夢がかなう。今やっていることは
明日の夢につながるということを体感させれたことが、
今回1番うれしいです。
そして、この大会の最優秀団体は、全国国民文化祭の
各分野に、県代表として推薦されます。
来年の国民文化祭の開催地は山梨県。
今日、推薦書が届き、県に提出しました。
しかし、これの出場団体は山梨県の実行委員会が
全国の都道府県からの代表から書類審査により
決定するもので、今回は少数の団体しか参加できない
とのこと。国民文化祭に出場できるかは微妙です。
でも、この最優秀賞という栄冠は本当に素晴らしいこと。
全国大会で説得力ある演奏をしていけるクラブに
していきたいと思います。幸せな瞬間でした。
仲間だからこそ、カバーしあう。
見つめあい、毎日一緒に同じ空間で1つのことに向っていく。
そこに、1つの音楽ができる。
どこにもできない1つになった音楽を
このメンバーでしたいね!
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みんな、おめでとう! |