部長や定期演奏会実行委員長から、
以前から話題に出している、昨年
上田さんが作ってくださった、
昨年の定演ドキュメント番組を
もう一度全員で見たいという
希望がありました。なにかをつかみたいという一心からでした。
土曜日の練習前に、全員で見ました。
とはいえ、私は校務で一緒には見ませんでした。
生徒達だけで見ましたが、どんな気持ちになった
のでしょうか。
私は、一人でこの映像を見直しました。
良かったなと思う点は、
「必死さ」「純粋な気持ち」です。
1つ1つの言葉や音に「固い意志」が
感じられる。
なにもないところから、自前の演奏会をするまでに
成長してくれた。
失敗してもいい、やりきるんだという強い意志を
持つまでになってくれた。
はじめてでだれにも聞くことができない。
でも、その意志・必死さ・・・。これが音楽に乗り移り、
うまくはないが、届けられる演奏になったと思います。
比較して、今年は、曲数は多い。難易度は高い。
音楽的にも、非常に高度なものが求められる。
応援してくださる業者の方も増え、今年の演奏会
パンフレットは、去年の倍ほど充実したものに
なっています。
これらは、昨年の実績と、部員達のなんとか・・・
という気持ちが伝わった結果だと思っています。
発表会なら、自分達の成長を
見せるだけでいい。
でも、私たちがやるのは演奏会なのです。
演奏会は、「音楽第一」「お客様第一」です。
自分達の音楽で、来て下さった方に、なにか持って
帰っていただかないといけない!
必死に練習するのはもちろんですが、
音符という記号を、生命をふきこんで、伝わる演奏に
しなくてはならない。演奏者にはこれが求められます。
アマチュアである私たちは、プロ以上に、この伝わる
演奏をしないと、伝わらない。
その原点をもっともっと追求せねばいけないのです。
今は、まだそれができていない。
ただ、楽器で音符をおいかけているだけの状態です。
さあ、もうあと2週間程度。短い期間しかないですが、
部員達と一緒に、演奏会で、すばらしい幸福な時間が
過ごせるように、その感動やすばらしさ
を観客の方にも伝わるように
がんばっていきます。
そして、演奏を聴いて、
「私も、このクラブで演奏してみたい」と思って
もらえるようにしていきたいと思います。
ぜひ、ご来場をお待ちしています。応援お願いします。