2012年12月31日月曜日

全国大会遠征記 PART3

12月27日(木) 全国大会2日目




あさ、ホテルで食事をしてから、
日本青年館へ。



今日は、2日目の日程。






朝1番で、選抜弦楽、選抜オーケストラの演奏。




まずは、選抜弦楽の演奏。

曲は、マーラー作曲


 「交響曲第5番」第4楽章<アダージェット>





本当に、天国で聴いているような、本当に
きれいな曲です。


演奏も、弦楽器の響きが素晴らしく、
本校では出ることのない
響きが、ホールを包みました。




この幸せな響きの中で、本校のWさん、Kさん、Nさん、Iさんが
いて、構成していると思うと、最高の気分でした。



 
 続いて、選抜オーケストラの演奏。

曲は、マスカーニ作曲
「カヴァレリア・ルスティカーナ」

オーケストラはもちろん、声楽も入った
オペラ形式で演奏されました。





昨日の練習より、さらに説得力のある
演奏で、本当に感激しました。


また、涙が出そうでしたが、となりに
副顧問のY先生がいたので、我慢。





 
でも、やはり、
Oさんのフルート部分や、
間奏曲でのファゴット、
クライマックス部の低音部を
聴いていると、やはり・・・。 

最近、ダメだなあ・・・。





その後、各校の演奏となり、トリとして登場したのが、
高校オケNo1の、千葉幕張高校シンフォニックオーケストラ部。
吹奏楽でも全国大会に出場している実力校です。


人数も選抜より多い147人での演奏でした。


クラシックの曲と、ミュージカル形式で歌あり、演技ありの
すばらしいステージで、終了したとたん、会場は最高の
ボルテージになりました。


部員達も、定期演奏会にむけて気持ちを新たにして
くれたことでしょう。
  
現に、定演実行委員長のNさんは、「がんばります」と
決意を語ってくれました。がんばってね!



昼に閉会式が行われ、日程は終了。

今年も、素晴らしい大会でした。来年も来たいです。




その後、バスで「東京ディズニーランド」に移動。


この後、閉演時間まで、
部員達は思い思いに仲間どおしで
楽しみました。







ここまで必死にがんばってきたんだから、
たまにはこんなご褒美もいいでしょう。


閉演時間に帰ってきたみんなの姿は、
夢の国に、はいったせいか、
入ったときとかなり変わった状態
でした。(笑)




というわけで、東京への遠征記は、ここで終了とします。



あと、全国の学校の生徒から集まったメッセージカードの
中身、そしてそれに対して部員にどういったことを
伝えたかについては、年明けにまたブログを更新したい
と思います。





この1年も、今日で終わろうとしています。

来年、どういうクラブになるでしょうか。

不安もあるでしょう。うまくいかないときも
あるでしょう。





















でも、私かこの管弦楽部が大好きです。

部員達が大好きです。


みんなで、乗り越えていけるよう、
これからも
精一杯の努力をしていきます。




本年は、山陽女学園管弦楽部に対し、暖かいご支援を
いただき、ありがとうございました。

来年も、よろしくお願いいたします。








2012年12月30日日曜日

全国大会遠征記 PART2


12月26日(水) 続き・・・


18:30 積み込み後、別れ別れ。


 
積み込み終了後、選抜隊と本隊との2つに
分離。


選抜オケ・選抜弦楽に参加する7人は、
これから行われる練習にむけて、
準備と夕食。




以前もブログでお知らせしましたが、この大会の目玉で、
全国の大会出場校から推薦され、審査され、選ばれた
生徒達による選抜オケ・選抜弦楽が編成され、大曲を
発表するのです。



本校からは、フルートのOさん、ファゴットのHさん、
トロンボーンのWさんの3名が、選抜オーケストラに選ばれました。

特に、部長のOさんは、Flの首席奏者です。録音審査で
1番。いやあ、快挙です。




そして、ヴァイオリンのWさん、Kさん、Nさん、ヴィオラの
Iさんの4人は、選抜弦楽にノミネートされました。

特に、副部長のKさんは、2Vnの首席奏者です。これまた
クラブ初のこと。快挙です。



彼女達は、日本青年館に居残り、全国の学校からの選抜者と、
プロの先生による練習が待っています。




それ以外の部員は、バスに乗って、
日の宿泊先である
「新宿ニューシティホテル」に帰ります。

宿舎では、同じ中国地区代表として出場
している、岡山県の岡山朝日高校と、
広島県の広大附属高校と、本校の3校で、
交流会を開きます。




この3校での交流会も、今回で2回目に
なります。

広大附属の原先生に、岡山朝日の松北
先生をご紹介いただき、実現したものです。

このお2人とも、音楽・そしてクラブに対する
思い入れが熱い、熱い。



本当に、信頼できる音楽仲間であり、尊敬すべき
先生方で、いろいろなことを学ばせていただいています。



今年の交流会係は、高1の、
Kさん・Yさん・Oさん・Tさんの4人。


クラブの元気者であり、来年度の
中心人物になってもらわねば
ならない人たちです。



他校の生徒との交流も大切なこと。
他人を理解することができなければ、自己理解も
できません。


でも、私はこの交流会には参加していません。
写真は、副顧問のY先生に撮ってもらったものです。




え?なにをしていたのか?

私は、日本青年館に居残り、「指導者交流会」
参加してきました。


いろいろな学校の指導者や、指導講師である
音楽大学教授の先生達と話をしてきました。

そこでも、本校のことを褒めていただきました。
数ある中から、そのように見て頂いたことに
感謝します。


 
そして、残った1番の理由は、
選抜オケ・選抜
弦楽の指導風景の見学でした。
  
 大ホールでは、選抜オーケストラ120人の
合奏が行われていました。指導・指揮者は、
洗足音楽大学副学長の河地先生



毎年、私はこの指導風景を見学させてもらって
勉強しています。3時間ほどの合奏のみで、大曲を
素晴らしく演奏をまとめられる手腕はすばらしい
ものです。

それにもまして、今年はここに自分の教えている
生徒が、審査で受かって指導を受けている

見ないわけにはいきませんでした。



演奏曲は、マスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」。

とても、きれいな曲で、ゆらぎを表現するのが難しい。
本校では、とてもじゃないができません。

河地先生は、すばやいながらも的確なアドバイス、
指示で、確実にまとめていかれます。みるみるうちに、
全員の音が統一されてくる。すばらしい・・・。


そして、Flのソロ、FgとFlのデュエット部分。
そう、Oさんです。うーん。すごい!かっこいい。

素晴らしい弦の響きの中から、浮き上がってくるFlの
音色。全国の猛者の中でも、全くひけをとりません。

指導され、響きが整ってくると、さらにうねりの中から
豊かな音色が、色彩を放って客席に届いてきました。


そして、有名な間奏曲では、FgのHさんが1stを。
クライマックスではTbの有名な低音部では
Wさんが、吹いていることの指導をうけていました。


他校の生徒に混じって、河地先生の指導を真剣に
聞いている姿・目。。。

 
涙があふれてきました。(周りにはだれもいなかったので。)
かまわず、泣きました・・・。


音楽に感動したのはもちろんですが、入ってきた
ときと今との違いはもちろん、こういう子達と一緒に
音楽ができることへの感謝があったのかも・・・。

あとは、自分が作ってきたクラブが、ここまでやって
これたことが実感できたからかも・・・。

とめどなく流れてくる涙・・・。



この子達は、幸せ者です。私が、吹奏楽で高校時代がんばって
いたときは、他校の生徒は敵であり、自分のところがいかにして
代表になるか・・・、ということがすべてでした。

でも、この子達は、他校の生徒の支えで、自分が吹ける。
一緒に感動できる。これがオケの素晴らしいところだと、
本当に感激でした。


選抜オケを聞いていたら時間オーバーで、選抜弦楽は
見に行けないまま終わりました。
ごめんなさい・・・。とても、ステキだと思うので、
本番まで、楽しみに取っておきます・・・。


(ちなみに、選抜弦楽の指導・指揮者は、元新日本フィルハーモニー
コンサートマスター 大川内先生です。)



そして、宿泊ホテルに戻ったら、
交流会が修了していました。


交流会係、がんばったようです。
お疲れ様でした。






そして、最後のミーティング。

指導者交流会での
話の内容を聞かせました。

選抜者たちが、がんばっていた
ことも・・・。




2日目はPART3にて・・・。

全国大会遠征記 PART1

12月26日(水) 1日目



ついに全国大会当日。

7:15に広島駅に集合しました。

広島駅で、同じく全国大会に出場する
広大附属高校と出会いました。
彼らは、私達の1本前の新幹線なのでしょう。




私達も、新幹線のホームに向いましたが、
天候の関係で、10分遅れの出発。

去年は、関が原あたりで、2時間半
新幹線に閉じ込められました。

「今年はなにもなければいいですね・・・。」
みんな、そんな気持ちで新幹線にのりこみました。


11:30 品川駅到着。


途中、なにもなく無事に東京へ。よかった・・・。


昨年までは、おおきな荷物を持って、
地下鉄をのりついで、会場である
日本青年館まで向っていましたが、
今年はバスを2日間貸しきって移動
します。






地下鉄移動も楽しいのですが、荷物と移動の関係で
今年はこうしましたが、やはりこちらのほうが会場に
到着してからも便利でした。


12:30 日本青年館到着。

1年ぶりにきました。「オケ界の甲子園」 
日本青年館。

バス・トラックがたくさん。
今年は60校7000名を超える
中高生が、この地に集まります。

「第19回全国高校選抜オーケストラフェスタ」





この看板に、山陽女学園の名前が。
ここに初めて刻まれたのは4年前!

そして、4年連続の出場。

はじめて、この看板を見たときは、
うれしくて何回も写真を撮ったのを覚えて
います。



すでに、トラックの運転手さんの姿あり。
広島から東京まで運転ごくろうさまです。




積み下ろしをして、
すでに始まっている全国大会の
各校の演奏を鑑賞しました。


さすが全国大会! 
人数もどの学校も多い。
舞台いっぱいの演奏者。



また、演奏する曲も、
ドビュッシーありベートーベン
ありチャイコフスキーあり・・・。


本当、こんなにたくさんの作曲者の作品を、2日のうちに
聴ける音楽会は、他にはないでしょう。
満足ですね。勉強にもなります。


 

17:00。リハーサル室入り。


 今日は、朝からまったく楽器に
触っていません。


慌てる心を抑えながら、
全員の音だし風景を見守ります。






このときって、あせるんですよ。もちろん演奏者も
でしょうけど、いつものリズムと違う音だし・チューニング
ですから、うまくいくか・・・と指揮者としては、平静を
保つのに必死です。



でも、今年は何か違いました。

インペクのFさん
私が考えていた時間と同時間に
「先生、チューニングはじめます」
と、堂々と言いにきました。

立派になったもんだ。



一人ひとりも、それぞれに少ししかない時間で、
確実に音だしを終えていました。広島のときから
20分しか与えられない今日の状況を考えておけと
言っていましたが、今日はなにか違いました。



チューニングがおわり、私は
指揮棒をあげる前に、こういう話をしました。
いつも言っている言葉ですが・・・。


「数がすべてではない。
しかし、数は力である。」と





この大会に出場している学校で、オーケストラ編成を
組んでいる学校は、本当に部員が多いです。


最高は、高校オケ界No.1の千葉幕張高校。
この日の出場者は147名。これですべてではないの
ですから、恐れ入ります・・・。


逆に1番少ないのは、栃木県の学校で30名。


その次に少ないのが、なんと本校で51名(トホホ・・・)
(高3入れれば65名越えるんですけどね・・・。)

他は、すべて60~90名という学校がほとんどです。
オーケストラをやる以上、人数は至上命題です。

どんなにいい指揮者であっても、人数のそろっていない
バンドでは限界があります。



でも、この大会に出場し思ったことが
あります。


もちろん、部員数を増やす為に、
勧誘活動に力をいれるのは、
本当に重要なこと。





本校でも、4月にはみんなで計画し、
なんとか中高あわせて25人を越える部員を
獲得できるまでになりました。(命がけです・・・。)



でも、たとえ50名であっても90名のバンドに勝てないかと
いえば、そんなことはありません。


現に、今日もその30名の学校の演奏の素晴らしかったこと。

きちんと、楽器編成の人数がそろっていないのですが、緻密で
しっかりとした意志、どういう演奏をしたのかが、しっかりわかり
ました。


逆に、大人数でも、インパクトがあまいない演奏という学校も
ありました。



「とにかく、やってきたことを全員で、
私達のウリである熱い演奏で、
しっかり伝えよう!」

と、言いました。

生徒の目はギラギラしているように
思えました。



リハーサル室をでる直前、部長のOさ
一言、話すように言いました。

Oさんは、言いました。
「もう、ここまできたらやるしかない。
ここまで、いろいろな行事や練習で
培ってきたことを全員で出しましょう。
高2は最後の全国!やリ残さないで。」



いやあ、成長したな~って思いました。


せっかく、いろいろ考えているし、技量もあるし、
まわりも一目おいているのに、
顔を赤くして、下を向きながらしか話せなかったんです。


それがOさんらしさなのですが、私としてはこれを
脱却しないと、部長としてやっていくことはできないし、
これからの人生でも大切なことだと、思って
言い続けました。



そうそう。

Oさんは新幹線でも、全員に
メッセージつきのキットカットを
配ってました。

(私も、もらいました。)





そうやって見たら、なんか全員の顔も、すごく立派に
見えました。



18:05~ 演奏本番。



チャイコフスキー作曲 「交響曲第5番」第4楽章

高1の、FさんとOさんが、学校紹介をおこなった
あと、演奏が始まりました。






演奏のすべてを伝えることはできません。

でも、私としてはこの4年の中で、もっとも手ごたえを
感じた演奏でした。

「ここまで、これたぞ~」って。

まだまだ、不完全です。まだまだ道半ばです。




しかし、部員達はこういいました。

インペクFさん 「今日は、最後まで死なずにいけた~」

定演委員長Nさん 「むっちゃ、楽しかった~」

やりきったみんなの顔は紅潮していました。




演奏を見に来てくださった保護者の方も、
次々に玄関まで出てきていただき、
賛辞をいただきました。

今年も、10組を越える保護者の方が東京
まで着てくださいました。

その他、高3生も2名応援に来てくれました。




保護者の人から、こう教えてくださいました。

「私の前にいた高校生達は、50人くらいで、Obのない
本校を見て、しゃべりながら演奏を見ていた。

なのに、演奏がはじまるやいなや、急に姿勢
を正して聴き始め、体を動かして演奏を聴いていた。
演奏が終わると、こりゃ、うまいわ~
と、声に出していた。まわりの雰囲気を変えた演奏だった。」


また、副顧問のY先生も、
「今日はたまらなくいい演奏で、鬼気迫る緊張感があった。
最後のクライマックスでは、会場が完全に山女の世界に
ひきこまれていた。最後は号泣していました。まわりの
人は変に思ったでしょう。でも、まわりの人たちも、口々に
やるな~ここ。50人の女子ばかりなのに・・・と。
それを聴いてさらに涙が出てきた。」
 と、後で話してくれました。


よかった。
決して、完璧な大人な演奏じゃないけれど、
なんとかみんなの気持ちを引き出せたようです。
そして、観客のみなさんに伝えるという最低限の
仕事はできたようです・・・。


夜は、生徒も教員も交流会に参加しましたが、長くなって
しまったので、この話題は、PART2に。。。

お楽しみに・・・。(楽しみですか?笑)